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Text File  |  1995-02-06  |  5KB  |  162 lines

  1. Ko> Vim v3.0 x68.7 K1 vi editor
  2.  
  3.             X680x0 Ko-Window vi系スクリーンエディタ
  4.                Vim version 3.0 x68.7 Ko1
  5.                             1995/02/06 小笠原博之
  6.  
  7.   Vim は強力な vi 系エディタです。各種補完やヒストリ、マルチレベル undo に画
  8. 面分割によるウィンドウ編集、入力時のワード補完、C言語のプリプロセッサ行検索な
  9. どなど。その Vim v3.0 x68.7 の Ko-Window 版です。新しい MiniTERM v2 を使って
  10. 移植しました。ドキュメントは必ず VimKoWin.doc を最初に読んで下さい。
  11.  
  12.  
  13.  
  14. ●付属ファイルについて
  15.  
  16.     VimKoWin.doc    このドキュメント。Ko-Window 版での変更、修正点を説明
  17.             しています。
  18.  
  19.     VimX68K.doc    X68K版での拡張や修正点を説明しています。vim.x の配布
  20.             時の説明になっているので注意して下さい。
  21.  
  22.     vim.win        実行プログラム本体です。
  23.  
  24.     uganda.txt    README に出てくるドキュメント(英語)
  25.  
  26.     vim.hlp        ヘルプコマンドで呼び出されるファイル(日本語版)
  27.  
  28.   ソース差分はついていません。必要な方は別配布している vim.x 付属のソース差
  29.   分を利用して下さい。これは Ko-Window 版の差分も含まれており、完全に同じも
  30.   のです。(コンパイルスイッチが違うだけ)
  31.  
  32.  
  33.  
  34. ●はじめに
  35.  
  36.   このドキュメントでは Ko-Window 版での変更点のみ説明します。必ず VimX68K.doc
  37. にも目を通しておいて下さい。また付属の HELP ファイルを日本語化しておいたので、
  38. コマンド利用時の参考にして下さい。
  39.  
  40.  
  41.  
  42. ●起動方法 (Ko-Window版)
  43.  
  44.     vim [Windowオプション] [-] [vimオプション] [編集ファイル名]
  45.  
  46.   Ko-Window 版では初期設定(TERMCAPのターミナル設定等)は一切不用です。即使えま
  47. す。Ko-Window 版では以下の特殊なスイッチ(ターミナル用スイッチ)が使用できます。
  48.  
  49.     -x<num>        ウィンドウの起動位置X
  50.     -y<num>        ウィンドウの起動位置Y
  51.     -c<num>        ターミナルの桁数(default -c80 , max -c96)
  52.     -l<num>        ターミナルの行数(default -l25 , max -c32)
  53.     -f<num>        フォントサイズ(default -f12 , 10,12,16,24が選択可能)
  54.     -a<num>        表示アトリビュート(default -a9)
  55.     -t<num>        ターミナルスイッチ(default -t0, -t1 にするとBEEPが鳴る)
  56.     -s        使用しません
  57.     -m<num>        HEAPサイズ指定<Kbyte単位>(default -m320)
  58.  
  59.   巨大なファイルを読み込む場合などで、もしメモリが足りずに起動できなかった場
  60. 合は -m オプションで HEAP 容量を大きくして下さい。
  61.  
  62.   上記以外のスイッチはそのまま Vim に渡されます。もし Vim で同じスイッチを指
  63. 定したい場合は - 1文字だけ書いてその後ろに記述して下さい。例えば Vim の -s
  64. スイッチを指定したい場合は vim - -s のように指定します。
  65.  
  66.  
  67.  
  68. ● Ko-Window 版を快適に使うために
  69.  
  70. ・ジャンプスクロール
  71.  
  72.   Vim はもともとスクロール行数を任意に設定する機能があります。Vim は stevie
  73. に比べてスクロールが速いためデフォルトでは1行スクロールになっていますが、ウィ
  74. ンドウ上で描画が遅い場合はこの機能を設定してみて下さい。具体的には scrolljum
  75. という vi オプションに適当な数値を設定します。
  76.  
  77. <例> 8行スクロールにする
  78.     :se scrolljump=8
  79.  
  80.  
  81. ・編集サイズ
  82.  
  83.   編集する画面のサイズはデフォルトで 80x25 文字になっていますが、これは起動時
  84. のオプションで変更できます。具体的には -c が横の文字数で -l が縦の文字数指定
  85. です。ただし最大は 96x32 です。これはリンクしている MiniTERM ライブラリの仕様
  86. に依存します。
  87.  
  88.  
  89.  
  90. ● Ko-Window 版の注意点
  91.  
  92. ・Vim の終了
  93.  
  94.   クローズスイッチ等でウィンドウをクローズした場合、編集内容はセーブされませ
  95. ん。編集を行った場合は、必ずちゃんとしたキー操作で終了するようにして下さい。
  96. (間違って操作して重要なファイルが消えてしまっても責任は持てません)
  97.  
  98.  
  99. ・ファンクションキー
  100.  
  101.   Ko-Window 版ではファンクションキーやカーソルキーは使えません。vi ですから
  102. まず使えなくても困ることはほとんどないんじゃないかと思います。
  103.  
  104.  
  105. ・ビジュアルリージョン
  106.  
  107.   ターミナルレベルでも描画最適化が行われている関係で、ビジュアルリージョンの
  108. 反転表示がうまく表示されない、もしくは化けることがあります。このような場合は
  109.  CTRL-L で再描画させて下さい。起動時に -t4 オプションをつけると若干反転に表示
  110. が化けにくくなります。(-t4はターミナルの描画最適化の解除)
  111.  
  112.  
  113. ・動作について
  114.  
  115.   まだ作成したばかりで動作が不安定である可能性があります。使用中はまめに更新
  116. 内容を DISK に書き出すなどして対処して下さい。Vim 自体にも自動で定期的に DISK
  117. に内容を書き出す機能がありますのでこれを利用するのもいいかもしれません。(X68K
  118. 版ではデフォルトで off になっています)
  119.  
  120.  
  121.  
  122. ● Ko-Window 版の変更点
  123.  
  124. ・フルパス管理
  125.  
  126.   ウィンドウ上という関係上、ファイル名は常にフルパスで管理するようになってい
  127. ます。
  128.  
  129.  
  130. ・チャイルドシェルの実行
  131.  
  132.   Ko-Window 版でも :sh や CTRL+Z コマンドでチャイルドシェルの呼び出しができま
  133. す。このとき Vim のターミナル上にシェルが直接動くので注意して下さい。行バッ
  134. ファリングしている関係上最初のプロンプトが出ないかもしれませんが、あわてずに
  135. リターンを入力してみて下さい。もっとも、ウィンドウですからわざわざチャイルド
  136. でシェルを起動する必要はないでしょう。
  137.  
  138.  
  139.  
  140. ●プログラムについて
  141.  
  142.   MiniTERM v2.00 ライブラリを使った移植、beav, dash に続いて3本目です。ライブ
  143. ラリの動作確認用として移植し出したのですが、そこは vi ということで結構がんばっ
  144. て手を入れてしまいました。stevie よりメモリは食うもののさすがに快適です。
  145.  
  146.  
  147.  
  148. ●配布
  149.  
  150.   配布や転載は自由です。オリジナルソースの入手方法がわからない等、連絡は下記
  151. までどうぞ。
  152.  
  153.  
  154.  
  155. ●連絡先
  156.  
  157. 小笠原博之
  158.   InterNet: oga@dgw.yz.yamagata-u.ac.jp
  159.    SPS-NET: SPS0783 COR.
  160.  DenDenNET: DEN0006 COR. (0238-26-3444, 133.24.72.9 login:den)
  161.  
  162.